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ほうじょう ときゆき
北条時行
結川あさき
鎌倉幕府を治める執権・北条高時の息子。
地位や権力といったものには関心がなく、
争いごとを好まない優しい性格で、
誰よりも鎌倉の平和を願っている。
武芸は苦手だが、逃げ隠れの能力はずば抜けており、
大人ですら容易に捕まえることができない。
忠義の武士と信頼していた
足利高氏の裏切りによって全てを奪われ、
大切な故郷・鎌倉を取り戻すための戦いに身を投じていく。
しずく
雫
矢野妃菜喜
諏訪大社の巫女であり、鎌倉奪還を目指す
時行の郎党「逃若党」の優秀な執事。
お家全般を取り仕切り、頼重を「父様」と呼び慕うなど
基本的に品行方正だが、
時折周囲を驚かせるような言動をとることも。
頼重ほどではないが神力を操る秘術を使うことができる。
洞察力にも優れているため、戦いでは後方支援を
担当しながら、頼重の名代も務める。
こじろう
弧次郎
日野まり
大人に引けを取らない剣術の腕を持つ「逃若党」の剣士。
血気盛んで物怖じしない性格。
戦いでは周囲の状況を観察・分析しつつ、
仲間への気配りや鼓舞も欠かさない。
時行とは主従関係ながらも良き友人のように接している。
個性が強すぎる「逃若党」の中では比較的常識人なため、
ツッコミ役になることが多い。
あやこ
亜也子
鈴代紗弓
天真爛漫な「逃若党」の怪力娘。
普段は時行のお世話係や武芸の稽古役を務めるが、
少し甘やかしすぎる節がある。
主君を守り支えられるような強い女性に憧れている。
日頃から弧次郎と切磋琢磨し合っており、
戦場での二人の息はピッタリ。
音楽や舞踊など多彩な芸も習得しているらしい。
かざま げんば
風間玄蕃
悠木 碧
情報収集を得意とする「逃若党」の忍。
狐の面は変幻自在でどんな人物にも変装することができる。
「逃若党」に入る前は有名な盗人として、
諏訪にまで悪名を轟かせていた。
過去の経験から何よりも金を信頼しており、
法外な依頼料を提示してくることも。
報酬を払わない相手には卑劣な報復も厭わない。
ふぶき
吹雪
戸谷菊之介
様々な軍略に精通する、冷静沈着な「逃若党」の軍師。
相手や状況を瞬時に見極め、的確な戦術を編み出す。
複数の敵を相手取れるほど自身の戦闘能力も高く、
人に教えることにも長けている。
一見隙のないように見えるが、尋常ではない大食いで、
食べ物があれば一人で食べ尽くしてしまうといった面も。
すわ よりしげ
諏訪頼重
中村悠一
信濃国・諏訪大社の当主。
人であり神でもある「現人神」と呼ばれ、
民から絶大な信仰を集めている。
神力を操ることができ、
未来をも見ることが可能
…
といっても
おぼろげな未来が見えるだけなのでどこか胡散臭い。
滅びゆく鎌倉で時行を救い出し、諏訪で匿った。
時行の逃げ上手の才を見抜き、
鎌倉奪還のために厳しい試練を与えつつも、
一大事にならないかハラハラしている
…
。
あしかが たかうじ
足利
高
尊
氏
小西克幸
武家の名門・足利家の棟梁で、
武勇・教養・家柄・人望の全てを兼ね備えた大英雄。
圧倒的な武力と強烈なカリスマ性で人々を魅了する。
鎌倉幕府の守護神として活躍し、
時行も信頼を寄せて慕っていたが
……
。
穏やかで謙虚な態度の裏にある真意は誰にも分からない。
おがさわら さだむね
小笠原貞宗
青山 穣
鎌倉幕府が滅んだ後、後醍醐天皇より新たに
信濃守護に任じられた武将。
すさまじく優れた視力と観察眼を持っており、
それを活かした弓の名手でもある。
戦場での判断も早く的確。
すわ もりたか
諏訪盛高
石黒史剛
諏訪大社の神官。
いろいろなことを
詳しく教えてくれる解説名人でもある。
いちかわ すけふさ
市河助房
山本高広
信濃守護補佐役。
遠く離れたところの音まで
聞き取ることのできる、
すさまじく優れた聴力を持つ。
冷静な状況分析に長けており、
武将としての能力も高い。
……
が、なぜか貞宗に対して
時々タメ口になることがある。
しょうかん
瘴奸
東地宏樹
かつて「悪党」として恐れられた武士。
悪党ばかりを集めた「征蟻党」を率いている。
貞宗に仕え、諏訪の領地を奪う為、
中山庄にて時行たちの前に立ちはだかる。
ほしなやさぶろう
保科弥三郎
稲田 徹
北信濃に領地を持つ諏訪神党の一員。
戦場で死ぬことこそ武士の誇りと考えていたが、
時行に出会い考えを改めた。
しのみやさえもんたろう
四宮左衛門太郎
神尾晋一郎
保科弥三郎とは隣領で、諏訪神党の一員。
弓の腕はなかなかのもの。
きよはらしなののかみ
清原信濃守
勝 杏里
後醍醐天皇より新たに信濃国司に任じられた。
信濃を自らが支配する世界と捉え、
民から重税をしぼりとっている悪徳国司。
「守護」の上司にあたる役職の為、
信濃守護の貞宗も逆らうことができない。