ストーリー

  • プロローグ
  • 第一回
  • 第二回
  • 第三回
  • 第四回
  • 第五回
  • 第六回
  • 第七回
  • 第八回
  • 第九回
  • 幕間
  • 第十回
  • 第十一回
  • 第十二回
  • 第一回
    5月22日
    1333
    あらすじ
    時は元弘三年(1333年)鎌倉。
    世を治める鎌倉幕府執権の跡継ぎ・北条時行は、武士の子ながらも争いを好まぬ、心優しき少年であった。
    戦いと死こそが武士の名誉といわれる時代にありながら、武芸の稽古を嫌い、臆病者と囁かれ、逃げることと隠れることばかりが得意な時行。
    ある日、いつものように稽古から逃げ出した時行の前に現れたのは、怪しき神官・諏訪頼重。
    未来を見通す力を持つという頼重は、時行が「天を揺るがす英雄になる」と告げるのだった。
    嵐のような運命に翻弄される少年の、天下をかけた鬼ごっこが始まる――!
    制作
    • 脚本
      冨田頼子
    • 絵コンテ
      山﨑雄太
    • 演出
      山﨑雄太
    • 作画監督
      西谷泰史
  • 第二回
    やさしいおじさん
    1333
    あらすじ
    鎌倉幕府の守護神とも称された足利高氏。
    その高氏の謀反により、鎌倉幕府は驚異の速さで滅亡に追い込まれる。
    伯父の五大院宗繁に保護され、高氏に与する武士たちの目を潜り抜けた時行の兄・邦時。
    一方、時行は頼重の領地・信濃諏訪に向かうため、鎌倉の外れにある廃屋に身を隠していた。
    しかしそこにも監視の目が向いてゆく。
    見知った旗印ばかりが翻る。誰が敵で、誰が味方か。
    裏切りの連鎖に打ちひしがれる時行たちに、さらなる苦難が迫るのだった――。
    制作
    • 脚本
      冨田頼子
    • 絵コンテ
      川上雄介
    • 演出
      川上雄介
    • 作画監督
      伊藤優希
  • 第三回
    神の住む森
    1333
    あらすじ


    伯父・宗繁との命をかけた鬼ごっこに勝利し、見事兄の仇を討った時行。
    諏訪の地に着くも、傷ついた心を癒す間もなく、時行は頼重に鎌倉奪還へ向けた鍛錬を促される。
    未だ頼重への疑念は拭えず、学ぶことの意味も見いだすことができない。
    自身が英雄となることを縁遠く考えている時行に、頼重はあるものを見せる。
    そして、共に鎌倉奪還を目指す「郎党」を作るよう告げるのだった。
    全てを失った少年は、「神」の加護を受け、諏訪の地で静かに力を蓄えてゆく――。
    制作
    • 脚本
      冨田頼子
    • 絵コンテ
      舟窪理治
    • 演出
      舟窪理治
    • 作画監督
      宮内 崇、三輪修平
  • 第四回
    貞宗登場!
    1333
    あらすじ


    時行は鎌倉奪還のため、日々剣術の稽古に励む。
    しかしその太刀筋は、誰もが驚くひ弱さであった――!
    そんな時行が唯一得意とする武器は「弓」。
    「逃げ」と「弓」の二つを活かした戦術に頭を悩ませる頼重のもとに、突如来客の知らせが入る。
    諏訪大社を訪れたのは、新たに信濃守護に任じられた武将・小笠原貞宗。
    挨拶がわりと天下無双の弓技を見せつけた貞宗の姿に、頼重は妙案を思いつく。
    鎌倉幕府滅亡を機に動き出した各地の勢力図。
    諏訪の運命は、時行に託される――。
    制作
    • 脚本
      枦山 大
    • 絵コンテ
      小室裕一郎
    • 演出
      小室裕一郎
    • 作画監督
      冨田真理
  • 第五回
    決着!犬追物、そして
    1333
    あらすじ
    武芸に秀で、驚異の「目」の良さを持つ貞宗との犬追物対決。
    時行は大きく点差をつけられ、負傷し、追い込まれてゆく。
    しかし、手綱を取り、馬を走らせ、容赦のない攻撃にさらされながら、時行は……瞳を輝かせていた!
    「逃げ」のなかに自らの戦い方を見いだした時行は、じわじわと貞宗に迫ってゆく。
    果たして、犬追物の結末は――。
    貞宗との勝負の相手に時行を指名した、頼重の思惑とは――。
    そして、諏訪大社から離れた地からは、とある盗人の噂が届くのだった……。
    制作
    • 脚本
      山崎莉乃
    • 絵コンテ
      倉田綾子
    • 演出
      倉田綾子
    • 作画監督
      吉野彰敏
  • 第六回
    盗め綸旨、小笠原館の夜
    1333
    あらすじ
    自在に姿を変化させ、あらゆる技で敵を翻弄する盗人・風間玄蕃。
    時行は玄蕃と共に小笠原の館に忍び込み、帝の綸旨が保管されている蔵への侵入に成功する。
    しかし、そんな二人の様子を、貞宗の配下・市河助房の「耳」が捉えていた……。
    助房の「地獄耳」に、さすがの玄蕃も苦戦を強いられる。
    息の音一つさえも命取りとなる状況で、二人は着実に追いつめられてゆく。
    命の危機に瀕する時に垣間見える人の心こそ本質。
    闇夜の隠れ鬼に、時行たちは勝利できるのか――。
    制作
    • 脚本
      山崎莉乃
    • 絵コンテ
      菊地陽子
    • 演出
      菊地陽子
    • 作画監督
      Nogya
  • 第七回
    冬の子供たち
    1334
    あらすじ
    諏訪での初めての新年を迎える時行。
    全国の混乱は一応の小康状態となっているものの、小競り合いは続き、諏訪の地にもまた新たな危機が迫っていた。
    諏訪領・北の国境付近にて、小笠原の不穏な動きを察知した頼重たち。
    腕利きの偵察が出払っているなか、時行は「逃若党」による偵察を提案する。
    心強い申し出に喜ぶ郎党たちだったが、なぜか頼重だけは猛烈に反対し……。
    大人たちからの期待と心配を背に、逃若党が諏訪を駆ける――!
    制作
    • 脚本
      冨田頼子
    • 絵コンテ
      小室裕一郎
    • 演出
      友田 康
    • 作画監督
      やまだまや、Nichi Studio(吳 亭頣、黃鄧依姍、日 堯、劉 玟萱、李 育蓁)
  • 第八回
    かくれんぼ戦争
    1334
    あらすじ
    諏訪領の北端・中山庄へと向かった逃若党。
    そこで時行たちが出会ったのは、吹雪という名の一人の少年だった。
    小笠原勢により大人たちを殺され、その後も襲われ続けている村を、遺された子供たちとともに守り続けていた吹雪。
    逃若党は、兵法にも通じる吹雪と協力し敵を迎え討つ作戦に出る。
    そして時行は、吹雪からある剣技を授かることとなり……。
    対して村を狙うのは、「悪党」として恐れられた男・瘴奸が率いる、血に飢えた悪鬼ども。
    新たな若き頭脳を味方に、時行はこの窮地を切り抜けられるか――!
    制作
    • 脚本
      枦山 大
    • 絵コンテ
      川上雄介
    • 演出
      川上雄介
    • 作画監督
      鈴木咲花、伊藤優希
  • 第九回
    わたしの仏様
    1334
    あらすじ
    激しさを増してゆく瘴奸率いる「征蟻党」と逃若党の戦い。
    狭い室内、鎧武者相手という厳しい状況のなか、時行は吹雪から授かった「逃げ」を活かした技で大将・瘴奸に立ち向かう。
    一方、征蟻党幹部・死蝋を相手に苦戦を強いられる弧次郎と亜也子。
    そして一人、同じく征蟻党の幹部・腐乱を誘い出した吹雪の思惑とは……。
    圧倒的な戦力差ある大人たちに、天下奪還を目指す少年少女たちが挑む。
    慈悲深き仏の一太刀は、地獄の闇を彷徨う鬼への救いとなり得るか――。
    制作
    • 脚本
      枦山 大
    • 絵コンテ
      今井有文
    • 演出
      今井有文
    • 作画監督
      コーコラン健太、永山歩実、冨田真理
  • 幕間
    歴史
    1333-1334
    あらすじ
    逃げて、隠れて、生き抜いて。天下を目指す鬼ごっこ。
    鎌倉幕府滅亡から今日まで、本当にさまざまなことがありました。
    此度は一度立ち止まり、我らが主君・北条時行さまの歩みを、わたくし諏訪頼重とともに振り返って参りましょうぞ!
  • 第十回
    変態稚児と神力騒動
    1334
    あらすじ
    一時的に未来が見えない時期があるのだと、頼重から打ち明けられた時行。
    神の力を拠りどころとする者もいるため、みなに事情を明かせない頼重は、時行の手を借りて、神力を取り戻すための方法をひとつひとつ試してゆく。
    諏訪大社中を駆け回り、頼重が望むとおりのものを揃えてゆく時行。
    しかしどれを試してみても、一向に神力が回復する兆しは見えないどころか、時行に思わぬ影響が及んできて……。
    神と人とが共存する最後の時代。
    時行は、つかの間の不可思議に触れる……。
    制作
    • 脚本
      冨田頼子
    • 絵コンテ
      舟窪理治
    • 演出
      舟窪理治
    • 作画監督
      高橋沙妃、Nogya、三輪修平、高野 綾、やまだまや、進藤麻耶、冨田真理、有間涼太、宮内 崇
  • 第十一回
    死にたがりと逃げ上手
    1334
    あらすじ
    朝廷より新たに任じられた信濃国司・清原信濃守。
    その男は権勢を振るい、領民たちを苦しめる悪徳国司であった。
    いよいよ圧政に耐えかねた諏訪神党の一人・保科弥三郎は国司を討つため兵を挙げる。
    しかし諏訪は朝廷との対立を避けるため、救援を出すことができない。
    頼重の頼みを受け、保科党の反乱をとめるため、北信濃・川中島へ説得に向かうこととなった時行と逃若党。
    「誇りのために死ぬ」覚悟に燃える武士たちに、時行は「逃げて生きる」覚悟を示せるか――。
    制作
    • 脚本
      山崎莉乃
    • 絵コンテ
      平峯義大
    • 演出
      平峯義大
    • 作画監督
      谷本 馨、吉野彰敏
  • 第十二回
    がんばれ時行、鎌倉奪還のその日まで
    1334
    あらすじ
    時行と諏訪神党・四宮左衛門太郎の説得を受け、川中島からの撤退を決めた保科軍。
    しかし、悪辣な国司がそれを黙って見逃すはずもなく……。
    領民たちを守りながらの平地での戦い。
    国司軍に数で劣る保科軍と逃若党。
    得意の「逃げ」を活かし、時行は将となり得るか。
    「逃げるが勝ち」の撤退戦の行方は――!
    制作
    • 脚本
      山崎莉乃
    • 絵コンテ
      山﨑雄太
    • 演出
      由井 翠
    • 作画監督
      コーコラン健太、高橋沙妃、進藤麻耶、宮内 崇、三輪修平、冨田真理、h.s、永山歩実、有間涼太、Nogya、高野 綾、やまだまや